2011年7月27日水曜日

Summer Science Camp in Korea 2011 事前学習② 2011.7.24

 河川での調査活動を通じて、「水」と「環境」の大切さを理解する「SSH海外研修(日韓交流)」が8月11日(木)から3泊4日の日程で行われます。これは,高津高校コアSSHの取組として実施されるもので、大阪府内のSSH校などの高校生30名(うち千里高校は6名)が参加します。千里高校からは、2年生5名と1年生1名を派遣します。
 今回は事前学習(2回目)として、生徒30名(千里高校など14校),付添教員8名,講師(学識経験者)3名,TA(ティーチング・アシスタント)5名が参加し、高槻市の芥川で行った河川調査について、各班ごとに英語でポスターを作成し、英語での口頭発表に臨みました。                     
 9時30分から大阪府立高津高校で英語でのポスター作成を行いました。予定では前日中に仕上がっているはずでしたが、慣れない作業、特に英語でのポスター作成と発表ということで、各班ともずいぶんと苦労していました。しかし、学識経験者の先生方やネイティブの先生方のご指導の下、午後の発表に向けて着々とポスター作成、発表準備を進めていきました。




 


 昼食を挟んで、午後はいよいよ発表。発表は各班ごとに全体へのプレゼンテーションを行い、続いてポスターセッションに移りました。各班、緊張の面持ちで発表に臨みました。韓国での調査でも英語での発表を行うので、良い予行演習になりました。

                    出来上がったポスター(水質調査班)


                  出来上がったポスター(陸生昆虫班)


                        全体発表の様子(魚類班)


ポスターセッションの様子(水辺の植物班)


                       発表の講評

Summer Science Camp in Korea 2011 事前学習② 2011.7.23

 河川での調査活動を通じて、「水」と「環境」の大切さを理解する「SSH海外研修(日韓交流)」が8月11日(木)から3泊4日の日程で行われます。これは,高津高校コアSSHの取組として実施されるもので、大阪府内のSSH校などの高校生30名(うち千里高校は6名)が参加します。千里高校からは、2年生5名と1年生1名を派遣します。
 今回は事前学習(2回目)として、生徒30名(千里高校など14校),付添教員8名,講師(学識経験者)3名,TA(ティーチング・アシスタント)5名が参加し、高槻市の「芥川緑地資料館(あくあぴあ芥川)」で河川調査を行いました。
                     水質調査の様子

                   捕まえた水生昆虫を分類
 
                 持ち帰った河川の水を薬品で試験

                  水辺の植物を調査する様子

 10時15分に、「芥川緑地資料館」にバスで到着。全体説明の後、各班に分かれて「水質」,「水生昆虫」,「陸生昆虫」,「魚類」,「水辺の植物」の5テーマについて、それぞれ約1時間半の調査を行いました。前回の事前学習では雨天のため、川に入ることが出来ませんでした。今回は川辺での調査や直接、川に入ることが出来、生徒たちも熱心に調査に取り組んでいました。

 昼食後、会場を豊中高校へ移し、各班で行った調査結果をまとめ、英語でポスター作成を行いました。ネイティブの先生方も指導に加わって頂き、明日の英語での発表に向けて準備を進めました。
 
                   ポスター作成についてアドバイスをもらっています


                     各班ごとにポスター作成開始

 

2011年7月18日月曜日

総合科学科1年生 「神戸大学海事科学部へ行きました」

 プレ中間考査が終わった7月8日,総合科学科1年生120名が,神戸大学連携授業の事前学習として神戸大学の三村治夫教授の講義を受講しました。講演テーマは「環境保全が不可欠となった現在の会場輸送」。そして実習船「深江丸」乗船の諸注意を聞き準備万端です。講義とは別に,現役大学生から学生生活に関するアドバイスもあり,有意義な事前学習が出来ました。


7月11日(月)
 学校横のあやめ橋下からバスに乗り,神戸の深江にある神戸大学海事科学部へ。
午前は4グループに分かれて特別講演をしました。
世良先生「船を操る仕組み」

若林先生「コンピュータはなぜ計算できるのか?」 


 
林先生「太陽放射と地球環境」

田邊先生「海の中の微生物」
 午後からは,いよいよ「深江丸」に乗船です。
 キャプテンからの諸注意と実習生の紹介がありました。



 三村先生は「小さい船です」とおっしゃいましたが,思ったより大きい!!







 (感想文より抜粋)
 「海に浮いているブイは,船の移動の際の目印になる大事なものだということがわかった。」
 「操縦をさせていただいた。機関室も見せていただき,とても勉強になりました。」
 「エンジンが車の13台分だと聞いてエコだなと思った。」
 「想像以上に速かった。スクリューだけであの速度が出せるなら,飛行機などよりも 輸送に使われるというのもよくわかった。」
 「海の水がとても汚れていて,これから僕らの世代が元通りにしなくてはと思った。」



 今日は,総合科学科の生徒達が,大学教授の講義や未知の体験をとおしてグローバルな視野が開けた1日となりました。

1年生が実験内容を英語でプレゼン 2011.7.1

  1年生総合科学科の学校設定科目「コミュニケーション・スキルズ(CS)」の授業で,5名ずつのグループごとに,それぞれ物理,化学,生物,地学分野の実験の発表を行いました。
 CSの授業は,通常1クラス40名を2展開し,それぞれ日本人教師とネイティブスピーカーの教師によるティームティーチングを行い,リスニングとスピーキングの能力を効果的に伸ばすための授業ですが,今回は40名合同で8グループの発表を行いました。
 発表した内容は,学校設定科目「科学探究基礎」の授業の中で行った実験についてまとめたもので,科学の専門用語などを英語に直すのはとても大変だったようですが,各グループで,それぞれの担当する箇所を決めて,集中して原稿作成を行いました。
 専門的な内容を説明するので,生徒達は,聞いている人に伝わるように『ゆっくり大きな声で話をする』,『アイコンタクトをしっかりとる』,『作成したポスターを有効に活用する』などの工夫しました。英語科の先生からは英語でのプレゼンテーションの方法に関することを,また理科の先生方からは,実験の内容や科学分野のプレゼンテーションには,データを示しながら説明することが必要であるというアドバイスをいただきました。

2011年7月11日月曜日

「物理チャレンジ2011」に challenge !!

 総合科学科2年生の必修科目「科学探究」の物理班23名は,「第7回全国物理コンテスト・物理チャレンジ2011」の第1チャレンジ・実験課題「大気圧を測ってみよう」に取りくみました。

 最初に手がけたのは有名な「トリチェリーの実験」です。トリチェリーは水銀を用いて大気圧を測定しました。しかし,今回は有毒な水銀を用いることを禁止されました。

 そこで,水銀の代わりに水を用いて大気圧を測定することにチャレンジしました。水銀は1気圧のもとでガラス管に満たして立てると,約76 cmの高さに上ります。水の密度は水銀の約13.6分の1しかないために,計算上この高さは10.33 mになります。校舎が3階までしかない千里高校では,屋上にまで達する高さです。階段が無く,外壁にある梯子を上るのが唯一の手段です。屋上には柵も有りません。危険で生徒に上らせることはできません。しかし幸運にも,新館は4階建てであることに気がつきました。ヨーロッパの呼び方に従うと,地上階(ground floor)1階(first floor)・・・3階(third floor)なのです。3階の窓から地面までの高さを測ると約11 mでした。安全に実験ができる場所が見つかりました。


 次に長さ23 mのビニールホースを準備しました。水道の蛇口から水を満たし,気泡をできる限り追い出してから,ホースの中央を3階の窓から垂らしたロープで引き上げてホース上部の水面までの高さを巻き尺で測りました。初めは10 mを超えていたのですが,どんどん下がり始め,10 mを切ってしまいました。よく見ると気泡が発生し続けて止まりません。この気体が水面を押し下げていたのです。これでは大気圧の測定はできません。水面上部の空間は真空である必要があります。初めに取り除けなかった気泡の他に,水柱上部は圧力が低くて水に溶けていた気体(主に二酸化炭素)が溶けきれなくなって気泡になった(ヘンリーの法則),気圧が低くなって水の沸点下がったために沸騰が始まったと考えられます。そこで水の表面に油を浮かべ,気泡が上部に上るのを防ぐ対策を取って実験をしました。これは効果があったようで,水柱は以前より高い10 mを超える高さまで上っているのが確認できました。

 二番目に取り組んだのは,吸盤を引き剥がすのに要する力を測定し,そのときの吸盤の面積で割って大気圧を求める方法です。初めはばねばかり2本でその力を測定しましたが,剥がれる直前の力の大きさを目盛りで読むのは困難で,正確さにも欠けるものでした。そこで,薬缶に水を加え続けて吸盤が剥がれる直前の重さを測ることにしました。吸盤の面積は,上からカメラで動画を撮影して剥がれる直前の吸盤の直径を測ることによって求めました。 これもかなりよい値を得られました。


「物理チャレンジ2011」に参加するためには登録が必要です。今年は2名が登録し,実験レポートを送りました。6月19日(日)には「理論問題コンテスト」が大阪大学他の会場で一斉に行われました。こちらには1名が参加しました。全国から70名が選ばれて,7月31日から筑波大学で行われる「第2チャレンジ」には残念ながら進めませんでした。






2011年5月31日火曜日

Summer Science Camp in Korea 2011 事前学習① 2011.5.28

 河川での活動を通じて,「水」と「環境」の大切さを理解する「SSH海外研修(日韓交流)」が8月11日(木)から3泊4日の日程で行われます。これは,高津高校コアSSHの取組として実施されるもので,大阪府内のSSH校などの高校生30名(うち千里高校は6名)が参加します。千里高校では,1・2年生に募集をしたところ,定員を超える希望者があったため,作文と面接により選考し,2年生5名と1年生1名を派遣することになりました。

 今回は,事前学習(1回目)として,生徒30名(千里高校など14校),付添教員8名,講師(学識経験者)3名,TA(ティーチング・アシスタント)5名が参加し,高槻市の「芥川緑地資料館(あくあぴあ芥川)」で,河川調査のための学習を行いました。

 10時30分に,「芥川緑地資料館」にバスで到着。オリエンテーションの後,10人ずつの3班に分かれて,ローテーションしながら,「水質調査」,「水生昆虫」,「魚類」の3テーマのすべてについて,それぞれ約1時間ずつの活動を全員が体験しました。あいにくの雨のため,予定されていた河川での調査は実施することが出来ず,館内での実習となりましたが,講師の先生方の興味深いお話に,参加した生徒たちも熱心に実習などに取り組んでいました。

電気伝導度を測定しています。

指標生物について学習しています。

芥川に棲む魚類について学習しています。
 15時からは,各班で学習した3つのテーマなどについてのポスター作成を行いました。初対面のメンバーがほとんどでしたが,生徒たちは和気あいあいと楽しそうに取り組んでいました。予定の16時になったため,各班の発表は帰りのバスの中で行うことに。短い時間でしたが,どのグループもよくまとめられており,しっかりと発表していました。

各グループでポスターの作成
帰りのバスでポスター発表


2011年3月24日木曜日

第2回SSH運営指導委員会 2011.3.19

 「千里高校SSH生徒研究発表会」に引き続いて同日の午後,第2回目のSSH運営指導委員会が開催されました。

<出席者>
(運営指導委員)
  津田 仁 (大阪府教育委員会教育振興室高等学校課課長)
  相本 三郎(大阪大学蛋白質研究所教授)
  市村 彰男(大阪市立大学大学院理学研究科特任教授)
  田辺 祥子(神戸大学内海域環境教育研究センター助教)
  向畦地 昭雄(大阪府教育委員会教育振興室高等学校課首席指導主事)
  久郷 正征(大阪府教育委員会教育振興室高等学校課主任指導主事)
  中村 美佐子(大阪府教育委員会教育振興室高等学校課指導主事)
  宮本 憲武(大阪府教育センター教育課程開発部理科教育研究室室長)
  脇島 修 (大阪府教育センター教育課程開発部理科教育研究室主任研究員)
(千里高校教職員)
  校長、教頭、首席、及び教諭5名


<協議の内容>

(1) 挨拶(津田課長)
 生徒の研究が環境大臣賞を受賞するなど,SSH事業に順調に取り組んでいる様子が伺える。来年度は指定校が拡充される中で,社会的関心も高まっており,内容充実を進めてほしい。

(2) 出席者紹介

(3) 千里高校SSH事業報告および計画
 本年度の千里高校SSHの事業内容と次年度の計画内容の概要について報告しました。

(4) SSH生徒研究発表会講評
 この日午前中に行われた「千里高校SSH生徒研究発表会」について,運営指導委員の先生方から,

「発表の組み立てがしっかりしている。探究の積み重ねの成果ではないか。」
「生徒が研究内容をよく理解している。」
「説明に工夫が感じられる。」
「授業で学習していない内容にもしっかり取り組んでいた。」
「プレゼンが上手で,総合的な力の育成を感じる。」

 等のご講評をいただきました。また一方で,

「要旨集をもっと充実した方がよい」

 等のアドバイスもいただきました。

(5) 質疑および指導・助言
 その他,千里高校のSSHの取組全体について委員の先生方から以下のようなご意見をいただきました。

「まだ取り組み期間が短いようだが,バランスがとれている。」
「生徒の課題研究テーマでは,調査分析の内容で充実しているが,他のタイプの研究へも発展できる力をつけるとよい。」
「生徒は実験で仮説を立てすぎた面も見られた。プレゼン力が成長している。」
「科学探究などの指導法や教材の研究をさらに進めてほしい。」
「先生が余裕を持って研究する条件が実現できるとよいのだが。」
「SSH事業の効果検証にあたって,どのような方法で検証するのがよいか提案があるとよい。」
「試行錯誤の取組が大切である。韓国交流の事業は継続的に進めてほしい。」
「生徒研究発表では,発表のスキルだけでなく生徒の顔が輝いていた。」
「生徒にどんな力をつけるのかというところを明らかにするのが大切。卒業生をフォローするなど人材育成の検証も行ってほしい。」

(6) 謝辞(校長)