各都道府県の地方審査で選ばれた作品(中学・高校計270作品)のうち,予備審査を通過した24作品について日本科学未来館でポスター発表の形式の審査(中央最終審査)を受けました。2日間にわたる審査では,審査委員からの鋭い質問や的確なアドバイスを受け,発表した生徒2人も「緊張したけど,楽しめました」「まだまだ発展性がある研究だと評価されました」など,感想を述べています。審査結果の発表は24日に行なわれ,大臣賞を受賞した研究には,秋篠宮両殿下による内覧の機会が設けられ,本研究もご覧頂きました。
〈研究内容〉河川や湖沼水中のナトリウムイオンは,通常,大学等に設置されている高価な装置を用いなければ測定できない。そこで,炎色反応の発光の強度からナトリウムイオンを定量測定しようというアイデアにより測定装置を自作し,水中のナトリウム含有量について測定を行なったところ,市販の装置に遜色ない結果が得られた。