10月10日から1泊2日,地下空間最先端科学研修を実施しましたので,報告いたします。
岐阜県飛騨市にて,東京大学,東北大学の先生方の講義を聴き,スーパーカミオカンデ,KamLANDの施設見学をしました。
10月10日(水)
① 東京大学 三浦先生の講義『物質とニュートリノとスーパーカミオカンデ』
ニュートリノの基本的な話,ニュートリノ振動,陽子崩壊,スーパーカミオカンデとKamLANDの違いについて講義をしていただきました。
生徒はみな,真剣に話をきき,メモをとり,積極的に質問をしていました。
10月11日(木)
いよいよ,地下空間施設の見学です。ヘルメットを着用し,低公害バスに乗り込み,坑道を進んでいきます。
① KamLAND
東北大学の三浦先生,古賀先生,学生さんにご説明いただきました。
光電子増倍管,液体シンチレーターなどニュートリノ検出のために必要不可欠な装置,物質を見させていただきました。
② スーパーカミオカンデ
学生さんに説明していただきました。とても丁寧でわかりやすかったです。
生徒たちも数年後,このように説明しているのでしょうか…。
巨大タンクの上に立ち,足元でニュートリノの検出がなされていると考えると,とてもわくわくしました。
研修を終えて
「最先端の研究に携わる先生方の講義」,「ヘルメットを着用し,坑道を歩き,最先端の施設を見学する」など,日頃できない体験を通し,生徒の科学に対する興味・関心が向上したように思います。
以下,生徒の感想を掲載します。
・以前から興味をいだいていたスーパーカミオカンデを見学できて嬉しかった。
・素粒子に興味をもつことができた。
・最先端の研究施設では,何から何まで自前で実験の準備をしていることがわかり,すごいと思った。
・坑道内での体験で,科学への接し方が変わったような気がする。
・物理の道に進もうとする気持ちが一層高まった。
本研修で学んだことを,さらに深めていきたいものです。