2018年10月23日火曜日

2018年度第1回運営指導委員会

10月17日(水)15:10~17:00
本校の生徒による『科学探究中間発表会』が13:00~15:00
の時程で行われました。
それを受けて、本年度、第1回運営指導委員会を行いました。
第1回であるので委員長の選出、構成メンバーの紹介に引き続き、
今年度の中間発表会についての指導助言をいただき、
今年度の活動重点項目を説明し、指導助言をいただきました。
議事の詳細は以下の通りです。



平成30年度 第一回SSH運営指導委員会 議事録


校長挨拶
  1. 委員・出席者自己紹介
    大阪大学        栗栖 源嗣
    大阪教育大学     尾崎 拓郎
    茨木市教育センター 上村 仁師
    大阪府教育センター 秦 健吾
    大阪府教育庁     梅村 尚弘


   本校 天野校長、大西(首席)、岩井(SSH主担)、牛久保(総合科学科長)、
   原田(理科)、松本(理科)、近藤(数学)、尾崎(数学)

  2.委員長選出
   栗栖先生にお願いされ了承される

   3.中間発表会についての指導助言
   (A)今までになく良い方向に向かっている
   (B)話題(ビットコイン等)に対して反応しているものもある
     課題設定およびゴール設定における生みの苦しみ
     ゴールのレールを引くのも教員の役割かもしれない
   (C)なぜその方向の研究、ゴールはどこにあるのか
     ゴール地点をはっきりさせることが必要
     研究しつくされているものがあれば、どうアドバイスできるのか
   (D)他校ではネット上にあるものが多いが、千里は自分たちの身近な話題に対して研究対象としている
     テーマ設定の難しさ、生徒の気持ちを考えすぎると研究としては難しいのでは
   (E)データが少ないことが残念、ポスターはOK
     探究力をつけるには、授業外での課題に対する議論などが必要なのではないか
     議論をする場を作ることも教員の役割かも
   (A)テーマ設定の難しさ、今まで先輩がやった内容をやっているものもある
     どう指導しているのか
   (各教科より)
     数学、物理 基本的に生徒に任せている。だめなものは無理としている
     化学 今までのテーマを紹介している
         グループ設定(3名程度)→テーマ設定(興味があるもの)
         行き詰った班に対しては、教員側からの指導(生徒が教員を頼る傾向が強い)
     生物 生き物+設備の程度の限界がある。
         限度を超えるものに関しては班の生徒を見て考える
         科学探究基礎との連携が必要である
   (A)うまくいかない人が、どれくらいの満足度で発表できるか?課題でもある
  4.今年度の重点項目への助言指導
   R)千里高校の探究力として
     ①課題発見力 ②実践行動力 ③情報発信力 ④調査力 ⑤リーダーシップと考えているが、
     それ以外に必要なものはないか?
   A)特には無いと思う
      やる気のある人が引っ張っていくのは良いと思うし、そういう行動をしている
   D)ゴールはどこ?レポートをまとめる力
     ポスター発表だけでは不十分だと思う
   P)今やっているSSH関係の妥当性をどう考えるか?
   R)教員指導力向上プログラムで改善が望まれるとなっている件に関し、
     研究授業の実施で対応していく
     アントレプレナーシップもやっているが方向性は?
   (A)大学も大学改革で研究の深堀型と理工融合、社会との連携
     メジャーとマイナーの科を超えることも
     リーディング大学院プログラム(マルチな人材を育てる)文理融合の流れがある。
     千里は要旨でAbstractを英語で表現していることは良い
   (B)情報発信力は、レポート、ポスター(外から見られるもの)を
      どのようにうまく書けるかが重要
      自分の言葉でアウトプットできる様に指導すれば良いと思う
   (C)キーワード(5つ)に対し、どのような生徒がリーダーシップ力のある生徒か? 
      アントレプレナーシップでは、先行研究を企業とやり取りするということを
      考えれば良いのでは?
   (D)もう少し質問のやりとりをする時間が必要
      23のチームで質問のやりあいをすれば面白い
   (E)情報発信力は1年生で何とかならないか
      2年では情報量、どれだけの量を発信しなければ?と考える必要がある
      ルーブリック“仮説&目的”で評価をするのは難しすぎるのではないか
   (A)研究に最初に触れる場面でもあるので難しいかもしれない
      台湾の生徒の英語の発表に多くの生徒が集まっていた。
      英語を自然に受け入れられるのは良い
   P)ルーブリックを整備し直せば、千里が欲しい力(5つの要素)がつくのではないかと思う
     生徒と共に作るルーブリックを目指すのも良い 


次回は 29日(土)PM予定
以上。