10月9日より,生徒20名,教員4名で,岐阜県飛騨市の東京大学宇宙船研究所神岡素粒子研究施設および東北大学ニュートリノ研究センターへ,1泊2日の研修に行ってきました。
2002年にノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊博士らが超新星からのニュートリノを捕らえたカミオカンデの後継,スーパーカミオカンデの見学です。
● 10月9日(火) 第1日目
7:30にバスに乗り千里高校を出発。名神高速・東海北陸自動車道を経由して13:00頃,東京大学宇宙船研究所に着きました。
ここでは90分の講義を2つ受講しました。
東京大学宇宙線研究所の竹田敦先生の講義『スーパーカミオカンデ実験とXMASS実験』。ニュートリノについて,その検出方法,ニュートリノ振動,暗黒物質探索について勉強しました。真剣に話をきき,積極的に質問をしていました。
東北大学ニュートリノ科学研究センターの丸藤祐仁先生の講義『KamLAND』。手作業での装置の立ち上げや,ニュートリノで地球の内部の様子を探れたことが特に印象に残りました。
夜には星空観察をしました。飛騨市の空気は澄んでおり,綺麗な夜空で,ペガススや流星,天の川が見えました。