2015年12月26日土曜日

高等学校・中学校化学研究発表会(奨励賞) 2015.12.25

 平成27年12月25日(金)に大阪科学技術センターで「第32回高等学校中学校化学研究発表会」(日本化学会近畿支部主催)が開催され、理科研究部の生徒(1・2年生)が研究発表を行いました。
 発表題目は「アルキメデスの原理を利用した溶液中の密度測定」で、学校にある電子天秤と金属製のシンカーを用いて、精度よく溶液の密度を測定する方法を確立しました。また、様々な混合割合の水−エタノール溶液の密度を測定し、濃度と密度の関係を調べました。
 本校の発表は8年連続です。

2015年12月11日金曜日

神戸大学海事科学部訪問研修 2015.12.10

本校総合科学科1年生(160名)が,神戸大学海事科学部を訪問しました。

2015年11月16日月曜日

電気学会 女子中高生課題研究発表会 2015.11.15

電気学会の女子中高生向け理系(電気・電子系)進路選択支援イベントの一環として,大阪工業大学うめだナレッジセンターで女子中高生課題研究発表会が開催され,本校総合科学科2年の2名が発表しました。発表タイトルは「坂道をのぼれ!コイルの中を走る電車の研究」です。銅線,単4電池,ネオジム磁石(これらすべて,100均で購入可能)を材料として,コイル状の銅線内を電池の正極・負極にネオジム磁石を付けた「電車」を走らせるものです。同様のものがYouTubuで話題になりました。これよりヒントを得て,より力強く電車が走るための条件などを検討しました。 他に,課題研究や理科クラブなどで活発に活動している大阪府内・奈良県内の中学・高校・高専の4校もそれぞれの研究発表を行いました。発表会後には,電気学会の企画として「ミニ研究活動」も開催。研究発表を行った中高生に加え,発表会見学の生徒たちと一緒にフーリエ解析の講義や実習がありました。さらに先輩の女性研究者からのお話などを聴く機会もあり,電気・電子工学領域の研究内容や仕事についての理解が深まった一日でした。

2015年10月11日日曜日

サイエンスツアー SPring8・西はりま天文台研修 2015.10.9-10

 1・2年生の希望者18名(1年男子3名・女子2名、2年男子10名・女子3名)と付添教員4名で,12日のSpring8・西はりま天文台研修に行ってきました。

【事前学習】107日(水)

 前期末考査最終日の午後、参加者全員を対象に事前学習を行いました。

(1) Spring-8SACLAについて(物理科 萩原先生)

Spring-8では、光速近くまで加速された電子が磁場の中を通過する事で進路が曲げられ、その時に放射光が発せられること、また、SACLAは世界最小の波長のX線レーザーを発生させる施設であること等、今回の研修に向けた基礎的な知識の学習をしました。

(2) 天体望遠鏡の使い方(地学科 藤野先生)

天体望遠鏡の種類と使い方、星空観察時の留意点について、実際に望遠鏡の操作を体験しながら学習しました。


天体望遠鏡の種類と操作法の実習

Spring-8SACLA10月9日(金)
貸切バスで朝8時に学校を出発し10時半頃、兵庫県佐用町にある大型放射光施設Spring-8に到着しました。初めに、テレビでSACLAが紹介されたときのビデオを見た後、研究員の方からSPrinng-8SACLAの概要説明を受けました。SPrinng-8でつくられる放射光のエネルギー8GeVは世界最高の大きさであり、これを用いることでより微細な物質の構造や機能を解析することができること、また、SACLAでは位相の揃ったX線レーザーをつくることができ、原子や分子の瞬間的な動きの観察が可能になることなどを解説していただきました。説明後生徒たちからは、eV(電子ボルト)とは?、放射光の人体への影響は?、電子はどうやって発生させるのか? など、積極的に質問をしていました。

SACLAとSPring-8の概要説明
 概要説明の後にSACLAを見学、その後バスで移動してSpring-8の蓄積リングの見学をしました。研究員の方からはSpring-8の施設について熱意あふれる解説を受けましたが、生徒からも、電子ビームから放射光を取り出していくと電子のエネルギーは小さくなっていかないのか?、Spring-8の蓄積リングが反時計回りになっているのは何か意味があるのか? などの鋭い質問があり、一つ一つの疑問に丁寧に説明をしていただきました。
 
SACLAの施設見学

SPring-8の見学と説明
 
【西はりま天文台】10月9日(金)~10日(土)
昼食後、西はりま天文台にバスで移動し、天体に関しての講義や天体観測実習を行いました。

1430分~1530分 昼間の星の観測会(60cm反射望遠鏡、太陽望遠鏡)
あいにくの薄曇りで、はっきりと見えたのはこと座のベガ(1等星)だけでしたが、昼間でも星を観測できることに生徒たちは驚いていました。その後、テラスに出て太陽の観測を行いました。フィルターを付けた太陽望遠鏡の方では、太陽のプロミネンスを観測することもできました。
60cm反射望遠鏡で昼間の星の観測

太陽の観測

1540分~1640分 天文講義「星の一生」(本田敏志先生)
ほぼ水素とヘリウムからなる星間ガスから誕生した恒星は、その質量によって運命が決まり、重い星ほど寿命が短いことなど、星の一生に関するさまざまな事柄について、詳しく丁寧に講義していただきました。太陽のフレアーは何くらいなのか?、太陽の一生は何年くらいなのか? など生徒たちから出された様々な質問にも的確に答えていただきました。

1640分~ 宿泊ロッジへ移動

1745分~ 夕食、入浴等

1930分~21時 観望会参加(2m反射望遠鏡・なゆた
公開用としては世界最大の2m反射望遠鏡「なゆた」の観望会に参加。青い雪だるま星団や天王星など、様々な天体を観測することができました。

2m反射望遠鏡「なゆた」
その後、テラスに出て天然のプラネタリウム「天プラ」を観察。夏の大三角形、プレアデス星団など、星空用の強力なポインターを使って楽しく解説をしていただきました。解説員の方は薄い雲がかかって約60%の見え方とおっしゃっていましたが、我々が日頃見る都会の空と比べれば快晴の満点の星空で、天の川もはっきりと見ることができました。

2110分~2230分 オリジナル観測会(60cm反射望遠鏡
生徒たちの希望で見たい天体をリクエスト。海王星やアンドロメダ銀河、渦巻き銀河M33、環状星雲M57など、次々と観測していきました。

2240分~深夜 自由観察(屈折望遠鏡、宿泊ロッジ前グランド
天文台から2台の天体望遠鏡を借りて、希望者が自由に観察・観測を行いました。冬の大三角形、オリオン座、カシオペア座など様々な星座などを満天の星空で見ることが出来ました。また未明には、金星や木星などの惑星と月が並んで見られるなど、多くの生徒たちが夜を徹して星空を満喫していました。
 
満天の星空を寝転んで観察
月と惑星


2015年6月26日金曜日

BS朝日で千里高校理科研究部の活動が放送予定 2015.6.28



千里高校の理科研究部員2名が出場した「第12回高校生科学技術チャレンジ(JSEC)2014」での特別協賛社賞・富士通賞の受賞と,日本代表として「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2015」での発表の様子などが,BS朝日で放送されます。
本校生を含む高校生科学者が科学コンテストに挑戦する様子を,ぜひご覧ください。

放送日
 平成27年6月28日(日)14:00~14:55
「富士通スペシャル 未来を拓け! 若き研究者たちの挑戦Ⅳ」


千里高校での撮影風景



2015年2月16日月曜日

気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」 2015.2.14

 気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」がSSH指定校の高槻高校で開催され,本校理科研究部の1年生4名も特別に参加させて頂きました。

 主催校の高槻高校・中学校の生徒14名と千里高校の4名の計18名は,気象庁大阪管区気象台の防災気象官の方によるワークショップは,大阪府青少年赤十字奉仕団(大学生)による軽快な進行のもと,近年の国内の気象災害や防災の役割に関する講義やグループワーク,その後のディスカッションと,充実した2時間を過ごすことができました。