10月17日(水)13:10~15:00
『科学探究』とは、総合科学科の2年生全生徒160名が
少人数グループ(およそ50のグループ)に分かれて、
自分たちが興味を持った内容を調べて、仮説を建て、実験や検証活動を行う
授業です。週に2時間という限られた時間の中で、意見交換を行い、
分野ごとの小発表会を行い『中間発表』を経て2月に『千里フェスタ』で
総括を行います。
『中間発表』では科目の分野を超えて、意見交換を行います。
13:10~14:00は2年生の中での意見交換、
14:10~15:00は1年生も含めて、発表します。
校外からも、保護者ばかりでなく、平日のため少ないながらも見学者に
お越しいただき、緊張感のある雰囲気に包まれます。
特に、運営指導委員の先生方からは的確な指導助言をいただき、
これからの活動にいかしていきます。
今年は他校から、生野高校の生徒さんも参加して発表してくれ、
良い刺激となったようです。
2018年10月23日火曜日
2018年度第1回運営指導委員会
10月17日(水)15:10~17:00
本校の生徒による『科学探究中間発表会』が13:00~15:00
の時程で行われました。
それを受けて、本年度、第1回運営指導委員会を行いました。
第1回であるので委員長の選出、構成メンバーの紹介に引き続き、
今年度の中間発表会についての指導助言をいただき、
今年度の活動重点項目を説明し、指導助言をいただきました。
議事の詳細は以下の通りです。
校長挨拶
大阪教育大学 尾崎 拓郎
茨木市教育センター 上村 仁師
大阪府教育センター 秦 健吾
大阪府教育庁 梅村 尚弘
本校 天野校長、大西(首席)、岩井(SSH主担)、牛久保(総合科学科長)、
原田(理科)、松本(理科)、近藤(数学)、尾崎(数学)
2.委員長選出
栗栖先生にお願いされ了承される
(B)話題(ビットコイン等)に対して反応しているものもある
課題設定およびゴール設定における生みの苦しみ
ゴールのレールを引くのも教員の役割かもしれない
(C)なぜその方向の研究、ゴールはどこにあるのか
ゴール地点をはっきりさせることが必要
研究しつくされているものがあれば、どうアドバイスできるのか
(D)他校ではネット上にあるものが多いが、千里は自分たちの身近な話題に対して研究対象としている
テーマ設定の難しさ、生徒の気持ちを考えすぎると研究としては難しいのでは
(E)データが少ないことが残念、ポスターはOK
探究力をつけるには、授業外での課題に対する議論などが必要なのではないか
議論をする場を作ることも教員の役割かも
(A)テーマ設定の難しさ、今まで先輩がやった内容をやっているものもある
どう指導しているのか
(各教科より)
数学、物理 基本的に生徒に任せている。だめなものは無理としている
化学 今までのテーマを紹介している
グループ設定(3名程度)→テーマ設定(興味があるもの)
行き詰った班に対しては、教員側からの指導(生徒が教員を頼る傾向が強い)
生物 生き物+設備の程度の限界がある。
限度を超えるものに関しては班の生徒を見て考える
科学探究基礎との連携が必要である
(A)うまくいかない人が、どれくらいの満足度で発表できるか?課題でもある
4.今年度の重点項目への助言指導
(R)千里高校の探究力として
①課題発見力 ②実践行動力 ③情報発信力 ④調査力 ⑤リーダーシップと考えているが、
それ以外に必要なものはないか?
(A)特には無いと思う
やる気のある人が引っ張っていくのは良いと思うし、そういう行動をしている
(D)ゴールはどこ?レポートをまとめる力
ポスター発表だけでは不十分だと思う
(P)今やっているSSH関係の妥当性をどう考えるか?
(R)教員指導力向上プログラムで改善が望まれるとなっている件に関し、
研究授業の実施で対応していく
アントレプレナーシップもやっているが方向性は?
(A)大学も大学改革で研究の深堀型と理工融合、社会との連携
メジャーとマイナーの科を超えることも
リーディング大学院プログラム(マルチな人材を育てる)文理融合の流れがある。
千里は要旨でAbstractを英語で表現していることは良い
(B)情報発信力は、レポート、ポスター(外から見られるもの)を
どのようにうまく書けるかが重要
自分の言葉でアウトプットできる様に指導すれば良いと思う
(C)キーワード(5つ)に対し、どのような生徒がリーダーシップ力のある生徒か?
アントレプレナーシップでは、先行研究を企業とやり取りするということを
考えれば良いのでは?
(D)もう少し質問のやりとりをする時間が必要
2、3のチームで質問のやりあいをすれば面白い
(E)情報発信力は1年生で何とかならないか
2年では情報量、どれだけの量を発信しなければ?と考える必要がある
ルーブリック“仮説&目的”で評価をするのは難しすぎるのではないか
(A)研究に最初に触れる場面でもあるので難しいかもしれない
台湾の生徒の英語の発表に多くの生徒が集まっていた。
英語を自然に受け入れられるのは良い
(P)ルーブリックを整備し直せば、千里が欲しい力(5つの要素)がつくのではないかと思う
生徒と共に作るルーブリックを目指すのも良い
次回は 2月9日(土)PM予定
以上。
本校の生徒による『科学探究中間発表会』が13:00~15:00
の時程で行われました。
それを受けて、本年度、第1回運営指導委員会を行いました。
第1回であるので委員長の選出、構成メンバーの紹介に引き続き、
今年度の中間発表会についての指導助言をいただき、
今年度の活動重点項目を説明し、指導助言をいただきました。
議事の詳細は以下の通りです。
平成30年度 第一回SSH運営指導委員会 議事録
校長挨拶
- 委員・出席者自己紹介
大阪教育大学 尾崎 拓郎
茨木市教育センター 上村 仁師
大阪府教育センター 秦 健吾
大阪府教育庁 梅村 尚弘
本校 天野校長、大西(首席)、岩井(SSH主担)、牛久保(総合科学科長)、
原田(理科)、松本(理科)、近藤(数学)、尾崎(数学)
2.委員長選出
栗栖先生にお願いされ了承される
3.中間発表会についての指導助言
(A)今までになく良い方向に向かっている(B)話題(ビットコイン等)に対して反応しているものもある
課題設定およびゴール設定における生みの苦しみ
ゴールのレールを引くのも教員の役割かもしれない
(C)なぜその方向の研究、ゴールはどこにあるのか
ゴール地点をはっきりさせることが必要
研究しつくされているものがあれば、どうアドバイスできるのか
(D)他校ではネット上にあるものが多いが、千里は自分たちの身近な話題に対して研究対象としている
テーマ設定の難しさ、生徒の気持ちを考えすぎると研究としては難しいのでは
(E)データが少ないことが残念、ポスターはOK
探究力をつけるには、授業外での課題に対する議論などが必要なのではないか
議論をする場を作ることも教員の役割かも
(A)テーマ設定の難しさ、今まで先輩がやった内容をやっているものもある
どう指導しているのか
(各教科より)
数学、物理 基本的に生徒に任せている。だめなものは無理としている
化学 今までのテーマを紹介している
グループ設定(3名程度)→テーマ設定(興味があるもの)
行き詰った班に対しては、教員側からの指導(生徒が教員を頼る傾向が強い)
生物 生き物+設備の程度の限界がある。
限度を超えるものに関しては班の生徒を見て考える
科学探究基礎との連携が必要である
(A)うまくいかない人が、どれくらいの満足度で発表できるか?課題でもある
4.今年度の重点項目への助言指導
(R)千里高校の探究力として
①課題発見力 ②実践行動力 ③情報発信力 ④調査力 ⑤リーダーシップと考えているが、
それ以外に必要なものはないか?
(A)特には無いと思う
やる気のある人が引っ張っていくのは良いと思うし、そういう行動をしている
(D)ゴールはどこ?レポートをまとめる力
ポスター発表だけでは不十分だと思う
(P)今やっているSSH関係の妥当性をどう考えるか?
(R)教員指導力向上プログラムで改善が望まれるとなっている件に関し、
研究授業の実施で対応していく
アントレプレナーシップもやっているが方向性は?
(A)大学も大学改革で研究の深堀型と理工融合、社会との連携
メジャーとマイナーの科を超えることも
リーディング大学院プログラム(マルチな人材を育てる)文理融合の流れがある。
千里は要旨でAbstractを英語で表現していることは良い
(B)情報発信力は、レポート、ポスター(外から見られるもの)を
どのようにうまく書けるかが重要
自分の言葉でアウトプットできる様に指導すれば良いと思う
(C)キーワード(5つ)に対し、どのような生徒がリーダーシップ力のある生徒か?
アントレプレナーシップでは、先行研究を企業とやり取りするということを
考えれば良いのでは?
(D)もう少し質問のやりとりをする時間が必要
2、3のチームで質問のやりあいをすれば面白い
(E)情報発信力は1年生で何とかならないか
2年では情報量、どれだけの量を発信しなければ?と考える必要がある
ルーブリック“仮説&目的”で評価をするのは難しすぎるのではないか
(A)研究に最初に触れる場面でもあるので難しいかもしれない
台湾の生徒の英語の発表に多くの生徒が集まっていた。
英語を自然に受け入れられるのは良い
(P)ルーブリックを整備し直せば、千里が欲しい力(5つの要素)がつくのではないかと思う
生徒と共に作るルーブリックを目指すのも良い
次回は 2月9日(土)PM予定
以上。
大阪サイエンスデイにて英語で海外研修報告
10月20日(土)13:20~17:00
大阪府立天王寺高等学校にて、大阪府生徒研究発表会が
実施されました。
千里高校からは通常の課題研究(化学探究)の発表に加えて、
この1年間に実施した海外研修『SSHアントレプレナーシップ研修』、
『SSH台湾科学研修』『SSHオーストラリア海外研修』から、
『SSHアントレプレナーシップ研修』、
『SSHオーストラリア海外研修』
の2つの海外研修について実施報告をしました。
報告はすべて英語で行い、質疑応答も英語で行われました。
2組とも事前に準備をし、頑張りましたが、
特に『SSHオーストラリア海外研修』の2年生の発表は
全体の構成、発表の様子などで周りを驚かせていました。
下はその写真です。
大阪府立天王寺高等学校にて、大阪府生徒研究発表会が
実施されました。
千里高校からは通常の課題研究(化学探究)の発表に加えて、
この1年間に実施した海外研修『SSHアントレプレナーシップ研修』、
『SSH台湾科学研修』『SSHオーストラリア海外研修』から、
『SSHアントレプレナーシップ研修』、
『SSHオーストラリア海外研修』
の2つの海外研修について実施報告をしました。
報告はすべて英語で行い、質疑応答も英語で行われました。
2組とも事前に準備をし、頑張りましたが、
特に『SSHオーストラリア海外研修』の2年生の発表は
全体の構成、発表の様子などで周りを驚かせていました。
下はその写真です。
大阪サイエンスデイにてポスター発表
10月20日(土)13:20~17:00
大阪府立天王寺高等学校にて、大阪府生徒研究発表会(一部)
が行われ、本校からは物理2件、化学2件、生物1件、数学1件の
計6件のポスター発表を行いました。
発表内容は
『竜巻の発生実験』
『蜃気楼の不思議』
『私の、私による、私のための 日焼け止め』
『化学発光の応用~よりよいサイリウムの製造~』
『虫歯菌に対する抗菌性について』
『授業中眠たくなる理由とは!』
でした。
審査もあり、緊張した雰囲気に包まれましたが、
最後の『授業中眠たくなる理由とは!』の発表には
他校の生徒が関心を示し、最初から最後まで
聴衆が途切れることはありませんでした。
ポスターの下に貼られている付箋の数がそれを物語っています。
大阪府立天王寺高等学校にて、大阪府生徒研究発表会(一部)
が行われ、本校からは物理2件、化学2件、生物1件、数学1件の
計6件のポスター発表を行いました。
発表内容は
『竜巻の発生実験』
『蜃気楼の不思議』
『私の、私による、私のための 日焼け止め』
『化学発光の応用~よりよいサイリウムの製造~』
『虫歯菌に対する抗菌性について』
『授業中眠たくなる理由とは!』
でした。
審査もあり、緊張した雰囲気に包まれましたが、
最後の『授業中眠たくなる理由とは!』の発表には
他校の生徒が関心を示し、最初から最後まで
聴衆が途切れることはありませんでした。
ポスターの下に貼られている付箋の数がそれを物語っています。
地球温暖化を考える
10月22日(土)9:00~11:00
大阪管区気象台地球環境海洋課地球温暖化情報官の
楠田正紀先生にお越しいただき、『地球温暖化を考える』
という題目でご講演いただきました。
前半は気象現象、後半に地球温暖化を中心にお話しいただきましたが、
第5次政府間パネルについての解説や、今年度の異常ともいえる気象現象が
すでに2年前に予測されていたことなど、素人にとっては『想定外』の現象が
実は『想定されていた』など、驚きの連続でした。
講演後には「もっと遠い先の話だと思っていたのに・・・」
などの感想が寄せられました。
楠田先生のお人柄もあり、同席した教員もついつい
数多くの質問を投げかけ、丁寧に、わかりやすく解説いただきました。
下の写真はその様子を撮影したものですが、生徒ばかりでなく、
参加した教員も講演後に質問をし続ける一幕もありました。
大幅に時間を超過してしまい申し訳ありませんでした。
大阪管区気象台地球環境海洋課地球温暖化情報官の
楠田正紀先生にお越しいただき、『地球温暖化を考える』
という題目でご講演いただきました。
前半は気象現象、後半に地球温暖化を中心にお話しいただきましたが、
第5次政府間パネルについての解説や、今年度の異常ともいえる気象現象が
すでに2年前に予測されていたことなど、素人にとっては『想定外』の現象が
実は『想定されていた』など、驚きの連続でした。
講演後には「もっと遠い先の話だと思っていたのに・・・」
などの感想が寄せられました。
楠田先生のお人柄もあり、同席した教員もついつい
数多くの質問を投げかけ、丁寧に、わかりやすく解説いただきました。
下の写真はその様子を撮影したものですが、生徒ばかりでなく、
参加した教員も講演後に質問をし続ける一幕もありました。
大幅に時間を超過してしまい申し訳ありませんでした。
熱帯林環境学入門
2018年10月13日(土)10:00~12:00
昨年度に引き続き、オーストラリア海外研修の事前研修として、
京都大学大学院農学研究科熱帯林環境学分野の
北島薫教授にお越しいただいて『生物多様性の意義』
という題目で講演をいただきました。
昨年度に引き続き、オーストラリア海外研修の事前研修として、
京都大学大学院農学研究科熱帯林環境学分野の
北島薫教授にお越しいただいて『生物多様性の意義』
という題目で講演をいただきました。
『環境保護保護』『自然保護』というグローバルな課題に
グローバルな幅広い知見からご講演をいただきました。
途中で質疑応答をはさみながら、じっくりとお話しいただきました。
下の写真はその様子です。
講演会という形でしたから、お話を伺うだけという受動的な
形式でなく、質問を投げかけ、その回答に応じて話を進めて
いかれるのに、多少戸惑った生徒の姿がありました。
最後に集合写真も撮りました。
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