2012年12月25日火曜日

SSH台湾研修~1日目

 朝9:00に関西国際空港に参加生徒全員が集合。予定時間通りに,台湾の桃園空港に到着しました。

 1日目午後は,空港からバスで約1時間の距離にある新竹サイエンスパーク内の科学園区探索館での研修です。台湾のハイテク産業の成り立ちや,現在のパークの状況,パーク内の企業が開発した製品について学習しました。
 まず,サイエンスパークの紹介DVDを鑑賞し,その後,係員の方から探索館内の展示物の説明を受けました。
 サイエンスパークは約30年前にオープンし,周辺には,工業技術研究院,国立清華大学や国立交通大学といった研究施設・大学があり,パーク内の企業との共同研究も盛んに行われています。
 初期のころは半導体やコンピュータ,通信などの電子産業関連の研究が中心でしたが,現在はこれらに加え,医療関連についても力を入れているようです。


日本でもよく見られるようになったLEDタイプの信号機。

パーク内の企業が開発した製品も展示しています。
手にとって体験できるので,生徒も興味深々です。

夕食は,台湾料理。日本人の口に合いやすい,あっさり目の味付けで,食が進みます!

2012年12月21日金曜日

SSH台湾研修~結団式 2012.12.21

12月25~28日の4日間,SSH台湾研修を初めて実施します。
 
 参加する1,2年生19名と教員により,結団式が行われました。
これまで,事前学習(台湾の自然~生態・地質,台湾大学講義の予習)や麗山高級中学での課題研究発表会の準備などを行ってきましたが,いよいよ研修本番です。
 校長先生からは,千里高校が台湾研修を実施するに至った経緯や近隣の国(地域)の高校生との科学を通じた交流への思いについてお話を頂きました。また,国際人としてのマナーなど研修の心構えについても指導して頂きました。



 結団式のあと,参加生徒と引率教員との最終打ち合わせ,旅行会社の方からの連絡・注意がありました。
 参加生徒のみなさんは,十分な準備を整えて出発のときを迎えてください。そして,サイエンスへの興味・関心を一層深めていきましょう!!

学校交流の準備(カレンダーの作成)

<千里高校台湾研修>
12月25日(火)
 移動(関西国際空港~台湾桃園国際空港着)
 新竹サイエンスパーク
12月26日(水)
 台湾大学医学院(英語講義)
 台湾大学キャンパスツアー
 ASUS(セミナー受講,本社内見学)
12月27日(木)
 淡水 マングローブ観察
 台北市立麗山高級中学(課題研究発表,共同実験)
12月28日(金)
 野柳風景特定区(奇石の観察)
 桃園国際空港発~関西国際空港着

現地の様子は,本ブログでお知らせします。

2012年12月2日日曜日

総合科学科研修旅行

総合科学科2年生は12月2日夜に,アメリカ・ハワイへの研修旅行に出発します。
研修旅行では,イミロア天文学センターやジャガーミュージアムの見学,マウナケア山頂への登頂,オニズカセンターでの星空観察を行います。また,キラウエアイキ・クレータートレッキングにも挑戦します。2日目にはハワイ大学を訪問するグループもあり,充実した研修になりそうです。

詳しくは,総合科学科各クラスのスチューデント・リポーターが報告する研修旅行ブログ〜ハワイをご覧ください。

2012年11月30日金曜日

地下空間最先端科学研修1日目

 大変遅くなりましたが,地下空間最先端科学研修(サイエンスツアー)の報告をします。

 10月9日より,生徒20名,教員4名で,岐阜県飛騨市の東京大学宇宙船研究所神岡素粒子研究施設および東北大学ニュートリノ研究センターへ,1泊2日の研修に行ってきました。
 2002年にノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊博士らが超新星からのニュートリノを捕らえたカミオカンデの後継,スーパーカミオカンデの見学です。

● 10月9日(火) 第1日目


 7:30にバスに乗り千里高校を出発。名神高速・東海北陸自動車道を経由して13:00頃,東京大学宇宙船研究所に着きました。
ここでは90分の講義を2つ受講しました。




 

東京大学宇宙線研究所の竹田敦先生の講義『スーパーカミオカンデ実験とXMASS実験』。ニュートリノについて,その検出方法,ニュートリノ振動,暗黒物質探索について勉強しました。真剣に話をきき,積極的に質問をしていました。

 


東北大学ニュートリノ科学研究センターの丸藤祐仁先生の講義『KamLAND』。手作業での装置の立ち上げや,ニュートリノで地球の内部の様子を探れたことが特に印象に残りました。





 夜には星空観察をしました。飛騨市の空気は澄んでおり,綺麗な夜空で,ペガススや流星,天の川が見えました。

2012年11月29日木曜日

地下空間先端科学研修2日目

● 10月10日(水) 第2日目

地下空間施設(KamLAND,スーパーカミオカンデ)の見学です。施設までは,低公害バスで移動しました。



この坑道が地下空間施設へ通じています。もちろん,ヘルメット着用です。





① KamLANDの見学


ニュートリノ検出のために用いる液体シンチレーターと光電子増倍管について,修士課程の学生さんに説明していただきました。とてもわかりやすかったです。







液体を入れるバルーンです。このバルーンの薄さと強度には驚かされました。






スーパークリーンルームの見学。埃等が入ることが許されませんので,専用のスーツを着用しました。めったにできない体験でした。



② スーパーカミオカンデの見学




この床下が超純水で満たされた巨大な空間です。








コントロールルームの見学。このモニターに検出結果が映し出されます。ニュートリノが観測できるのかどうか,わくわくしながら見ていました。




●研修を終えて

 大規模な装置の見学・ヘルメットを被って地下の坑道を歩く・専用のスーツを着るなど,普段は決してできない体験をすることができました。難しい分野ではありましたが,事前学習・最先端の研究をされている先生方の講義・施設見学を通して,「(素粒子についての)知識を得ることができた。興味を深めることができた。」「今後も引き続き勉強をし,さらに理解できるようになりたい。」「(理解を深めたうえで)もう一度見学に行きたい」という感想が寄せられました。本研修により,生徒の最先端科学への興味・関心が一層高まりました。

2012年11月14日水曜日

サイエンスレクチャー 2012.11.8

118(木)千里高校視聴覚教室にて,2年生総合科学科の生徒が「Enjoy Hawaii ハワイで学ぶこと」というテーマで,ハワイ研修旅行に向けての事前学習講義を受けました。講師は元千里高校教諭の榎本郁和先生です。榎本先生は,千里高校総合科学科ハワイ研修旅行の企画・立案に当初より関わってこられた方です。当時の苦労話をいろいろお聴きすることができ,生徒はあらためてハワイ研修旅行のすごさを実感していました。
講義は,榎本先生が地学に興味を持たれた体験談から始まり,マウナケア山,マウナケア山頂の星空,星の一生へと話が進んでいきました。最後は「ハワイで体験して欲しいこと  1.英語を積極的に使ってみよう! 2.千里生のプライドをもって行動しよう 3.フィールドワークを楽しもう」と締めくくられました。榎本先生の思いが伝わる講義を,生徒達も熱心に聴いていました。

2012年11月4日日曜日

第9回高校化学グランドコンテスト 大阪市長賞受賞 2012.11.4

 全国の高校・高等専門学校の生徒が化学の研究成果を発表する「第9回高校化学グランドコンテスト」の最終審査が11月4日に大阪市立大学で開催され,総合科学科3年生と1年生(計3名)の研究「染色法による繊維の鑑別~サルトン系色素による絹と羊毛の染め分け~」が,大阪市長賞を受賞しました。
口頭発表の様子
 この研究は3年生2名が2年生の授業「科学探究」で行った内容をもとに,理科研究部1年生がさらに研究を発展させたものです。

2012年10月18日木曜日

サイエンスレクチャー 2012.10.11

10月11日(木)千里高校視聴覚教室にて、2年生総合科学科の生徒が火山についての講義を受けました。神戸大学理学部の鈴木桂子先生をお招きし,「ハワイの火山活動」という題目で講演していただきました。12月のハワイ研修旅行に向けての事前学習の一環です。
講義は一般的なプレート理論,マグマの生成、火山岩の説明から始まり,ハワイ火山の一生,ハワイ溶岩の特徴へと進んでいきました。生徒達は12月に自分達が訪れる場所の説明を熱心に聴いていました。鈴木先生はハワイの火山岩の標本を持ってきて下さり,生徒は実際に手にとって観察することができました。特に「ペレの髪の毛」には興味津々のようでした。ペレはハワイの火山の神様です。

2012年10月5日金曜日

サイエンス・ツアー「地下空間最先端科学研修」 ~事前学習 2012.10.5

秋季休業日の10月9~10日(1泊2日)の日程で,サイエンスツアー「地下空間最先端科学研修」を実施します。
岐阜県飛騨市には,世界で最先端に位置する素粒子物理学の研究施設が集まっています。
このツアーでは,東京大学宇宙線研究所のスーパーカミオカンデと東北大学ニュートリノ科学研究センターのカムランドの見学と大学の研究者による講義を実施します。
参加者は,1~3年生の希望者20名と,理科(物理・化学)の教員4名です。

研修参加にあたっての注意事項の伝達のあと,本校物理教諭による事前学習を実施しました。

事前学習では,原子や原子核についての復習や,ニュートリノにつてい,またニュートリノの検出方法について学習しました。
参加者は真剣そのものです。

(写真は後日掲載します)

大気ニュートリノや太陽ニュートリノについては,私たちには難しい内容でしたが,当日,現地で大学の研究者の方から直接お話しがあるようです。

参加生徒のみなさんは,各自で事前に学習準備しておいてくださいね。そして,最先端科学への興味・関心を一層深めていきましょう!!

2012年10月4日木曜日

総合科学科2年「科学探究中間発表会」(公開)2012.10.17実施

総合科学科2年生の学校設定科目「科学探究」中間発表会を10月17日(水)5,6限に実施します。

120名(34グループ)による「科学探究」の成果をポスターセッションの形式での発表です。各グループが4月からの研究の進捗状況や後半に向けての構想を紹介します。
総合科学科の1年生も,先輩のポスター発表の見学時間が設けられているので,当日は積極的に参加・質問してくださいね。

なお,当日は本校のSSH研究開発の成果を発表する「中間成果発表会」も実施します(主に教育関係者向け)。

2012年8月29日水曜日

第4回マス・フェスタ<全国数学生徒研究発表会>に参加 2012.8.25

8月25日(土)、大阪府立大手前高校主催による、第4回マス・フェスタ<全国数学生徒研究発表会>が大阪市中央区のドーンセンターで行われました。
 数学の問題はなかなか発表の題材にしにくいと言われがちであるなか、北は青森から南は福岡まで、全国から30の口頭発表と31本のポスターセッションが行われました。
 千里高校からは、日頃授業で行っている「科学探究」の時間の成果の中から、3年生の3名が「ハノイの塔と二進法の関係について」という話題で口頭発表とポスターセッションに臨み、助言者の大学の教授からは「ハノイの塔の話は聞いたことがあるが、二進法とのつながりを発見したことは興味深い」と評価をいただきました。




2012年8月9日木曜日

サイエンス・ツアー「東京・筑波・横浜研修」 2012.8.7~9

 1・2年生の希望者21名と付添教員4名で,2泊3日の東京・横浜・筑波科学研修旅行に行ってきました。

【第1日目】87日(火)
 朝9時に新大阪駅を出発し,お昼過ぎに,東京・お台場にある「日本科学未来館」に到着しました。

◇日本科学未来館
 宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務める国立の科学博物館です。館内は「技術革新と未来」「情報科学技術と社会」「生命の科学と人間」「地球環境とフロンティア」という4つの展示ゾーンに分かれており,先端の科学技術を体感することができました。




(生徒の声)
・地球環境についてのブースが印象強く,森林破壊や資源の現状を改めて思い知らされ,自然に習って分子レベルで木を使い切る新しい技術が注目されていることを初めて知った。
・様々な科学技術を見られて本当によかったと思う。特に印象に残ったのはASIMO。初めて見たのでとても嬉しかった。
・ニュートリノのところがとてもよく分かった。これまで「ニュートリノ」という言葉は知っていてもどういうものなのか知らなかったので,STAFFの人に説明していただいて理解することができた。
・アニメ映画の「地球を見つめて」が印象に残った。炭素が変化していくことで,人間と他の生物や地球はすべてつながっていて,人間も地球の一部だということが分かったからです。


【第2日目】8月8日(水)
 2日目は,筑波宇宙センター(JAXA)など世界有数の研究機関を擁する筑波研究学園都市(茨城県つくば市)を訪れました。

◇筑波宇宙センター
 宇宙開発の最先端分野の研究・開発・試験を行い、日本の宇宙開発の中枢センターとして多彩な活動を行っている「筑波宇宙センター(JAXA)」の見学ツアーに参加しました。




(生徒の声)
・宇宙での生活や服などの大変さを知ってとても興味がわきました。宇宙酔いを改善するための研究や,1週間の間何人もの人と閉じられた部屋の中で暮らしたりと,宇宙に行くためにはいろいろな訓練が必要なんだなあと思いました。
・初めて宇宙食や宇宙服を見ることができて,これまでよりも宇宙に興味がもてた。ロケットも昔と今とでは大きさが違うということも驚いた。
・普段TVやアニメでも見る宇宙服にもいろんな機能があるのは意外だった。特に宇宙服の構造が14層であることは驚きだった。
・宇宙酔いが本当にあることは知らなかった。また,閉鎖環境適応訓練設備はアニメで見たことがあったので興味深かった。

◇産業技術総合研究所
 筑波宇宙センターの食堂で昼食後,歩いて「産業技術総合研究所」まで移動し,「地質標本館」と「サイエンス・スクエア つくば」を見学ました。




(生徒の声)
・広くて大変だったが,化石や鉱石など珍しいものがあり,面白くてとてもよかった。
・とてもいいものをたくさん見られた。特に黄鉄鉱は,世の中の自然にあれほどきれいなものがあるのかと衝撃を受けた。
・火山についての映像などたくさんのわかりやすい映像を見られてよかった。遊びながら勉強ができるようになっているものもあり凄いと思った。
・監視カメラがとらえた人の動きが,普通に歩いていると特に反応がないのに,ジャンプなど異常なことをすると機械が自動で察知するのがすごかった。

◇地図と測量の科学館(国土地理院)
 2日目の最後は2班に分かれて希望する施設を見学しました。A班は「地図と測量の科学館」で,世界最古のものといわれるベハイムの地球儀や古地図,3Dマップ,地球ひろば等の見学をしました。

(生徒の声)
・現存する世界最古の地球儀(ベハイムの地球儀)が1492年に作成されていたことを知り,思っていたよりも地球儀が古くからつくられていたことに驚いた。
・東日本大震災の影響で,宮城県石巻市が水平方向(東南東)に約5.3m,上下方向に約1.2m沈下し,茨城県北茨城市では6.9mの津波が起こったというあまりのスケールに,改めて驚いた。

◇つくば植物園(国立科学博物館 筑波実験植物園)
 B班は「つくば植物園」を見学。ここは,国立科学博物館が植物の研究を推進するために設立した実験研究植物園で,日本の主な植物や,世界の熱帯サバンナ,半乾燥地域に自生している植物などを観ることが出来ました。



(生徒の声)
・植物園は広くて暑いのかと思ったら,意外と涼しくてとてもよかった。
・植物の中に隠れている生物を見るのもとても楽しかったです。
・いろんな種類のサボテンを見ました。いろんな形があってかわいかったです。

【第3日目】89日(木)
 3日目は,SSH生徒研究発表会が行われているパシフィコ横浜に行きました。

◇SSH生徒研究発表会 ~代表発表校による口頭発表~
 千里高校などSSH指定3年目の学校36校のポスター発表のうち,前日の審査により選ばれた4校の口頭発表が行われました。
  広島県立広島国泰寺高等学校 「水噴流による水輸送倍増効果」
  横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 「燃料電池カートの製作」
  鹿児島県立錦江湾高等学校 「オトシブミの揺籃をとりまくミクロで複雑なフードウェブの全貌」
  山梨県立都留高等学校 「ナメクジにおける粘液分泌特性」


◇SSH生徒研究発表会 ~ポスター発表~
 午後からは,SSH指定校163校によるポスター発表の見学をしました。


(生徒の声)
・SSH発表会は想像以上の規模と自分と同じ高校生が堂々と発表する様子に「自分も同じ舞台に立ってみたい。これらの発表に負けない研究や発表ができるようになりたい。」と思わせてくれた。
・どこの高校の発表も隅々まで調べ上げられていて,聞いている人も疑問をもったり納得したりしていてみんな本当にすごいなと思った。
・どの学校もすごくて,同じ高校生徒とは思えませんでした。もっと理解できるように勉強する必要があると強く感じました。
・みんな高校生とは思えないほどの研究ぶりで,極めるのならあれぐらい極めたいと思いました。
・口頭発表していた4校は内容も素晴らしかったが,プレゼンテーション能力もとてもすごいなと思った。自分もあれくらい人を惹きつけられるようなプレゼンをしていきたい。千里高校も選ばれてほしかった。
・広島県の高校のポスター発表を見て,「ES細胞の医療への可能性」についての自分の考え方を発展させることができました。
・同じ高校生なのに,発表の内容がすごくて,質問されたことにもちゃんと答えていてすごいと思いました。発表をすべて英語でしている学校もあって,将来的にすごくいいなあと思いました。


【サイエンスツアーを終えて】
(生徒の声)
・この3日間はとても忙しく移動が多くて大変だったが,充実していてとてもよかった。
・幅広い分野に触れて,よい体験ができた。
・とても楽しい研修でした。普段の授業で学べないことをたくさん学びました。本当にありがとうございました。
・「理科」は勉強するものではなく,研究して発展させるものだと思いました。このような考えに導けたのは,このツアーで様々な施設を見て,体験をし,「理科」から発展した産物をこの身で感じたからだと思います。
・とても楽しくて充実した科学を感じる奇妙な冒険でした。今回の奇妙な冒険を終えて,もっともっと数学・化学・物理・生物・地学・英語・国語・社会などなど,要するに勉強を頑張って,将来は人の役に立てるような研究をして発表できるようにしたいです。先生方,そして千里高校,このような素晴らしい冒険をさせていただきありがとうございました。



2012年8月7日火曜日

SSH生徒研究発表会(横浜パシフィコ)~準備日2012.8.7

SSH生徒研究発表会が8月8,9日に横浜市の横浜パシフィコで開催されます。全国のSSH校(178校)の生徒が行った課題研究や理数系クラブ活動の研究成果について,各校1研究ずつのポスター発表が行われます。特に5年間のSSH指定のうち3年目の学校(今年は千里高校を含む36校)は,ポスター発表の審査結果により口頭発表する機会も設けられています(4校のみ)。
千里高校は,総合科学科2年生の授業「科学探究」で行った昨年度の研究「染色法による繊維の鑑別」について,3年生の2名が発表します。

発表ブースの設営準備にも気合が入ります

当日の大会の様子は,このSSHブログで紹介します。

NASA火星探査車ライブ鑑賞会2012.8.6


NASA探査機 マーズサイエンスラボラトリ(MSL)

火星探査車キュリオシティ無事ランディング

火星大気圏突入からパラシュート減速、逆噴射、吊り降ろし、着陸までの7分間はこれまでにない困難な作業の連続ですが、見事にこれをクリアし、着陸に成功しました。
集まった生徒達とともに、カリフォルニア州パサデナ管制センターの管制官の様子をライブでみていました。
緊張に満ちた様子や着陸成功を喜び合う姿を見て、これから始まる本格的生命探査の始まりに立会うことができたと感じました。
着陸の様子を火星周回衛星マーズオデッセイのカメラが撮影して、それが見れるかと思いましたが、見ることができませんでした。光速でも10分程度かかるほど遠くの火星表面での着陸を考えるとやむを得ないことなのかもしれません。
着陸確認後、間もなくキュリオシティが送った最初の二枚の画像を見ました。歴史的な発見がありそうな予感がしました。

待ち時間には、NASAから直送された3Dメガネで、以前に撮影された立体画像を鑑賞しました。
3Dメガネで火星表面を観察
(スクリーンまでの距離が遠く、パソコン画面の方が立体感がありました)
ライブ放送を英語・理科の先生が解説(英語による科学の学習)
待ち時間には、英語教員による英文資料の読解講座がありました

2012年8月5日日曜日

NASA探査機 マーズサイエンスラボラトリ(MSL)
火星探査車キュリオシテ
スカイクレーン(吊り下げ方式)でゲールクレーターに着陸
その様子を火星周回衛星マーズオデッセイのライブカメラで全世界へ放映
液体の水の痕跡が見つかり、生命の痕跡を求める今回のミッション
歴史的な探査の始まりをみんなで見守りましょう!
8月6日(月)1:30から視聴覚教室にて

視聴覚教室にライブを視聴する人は
先着40名にNASAから直送された3D(赤青)メガネを差し上げます。
過去に撮影された火星の様子を3Dで鑑賞します。
是非来て下さい。


2012年8月2日木曜日

サイエンス・ツアー「海洋生物実習(淡路島)」2012.8.1

8月1日に淡路市岩屋にある神戸大学内海域環境教育センター・マリンサイトに
おいて、海藻採集と標本作成を体験してきました。
今年は1年生のみの参加となりましたが、去年よりも参加希望者が多く、
23名の生徒が実習へと向かいました。

生物の授業の中では海藻
類を扱う機会は少ない。
そこで、まず初めに
神戸大学の羽生田先生から
海藻類とはどのような生物
なのか講義をしていただき
ました。







実際に海に出て、海藻採集
です。まずはマリンブーツに
履き替えて・・・










大磯の海へ













へらを使って、仮根や
付着器のから海藻を
採集します。







今年は残念ながら、台風が
近づいていたためあまり沖
に出ることは出来ませんで
した。









しかし、その分海岸に打ち
上げられている海藻も多く
多種類の海藻を得ること
ができました!










さて、午後からは、標本製作です。


まずは作成方法を
しっかり聞いて・・・





本を見ながら、採集した
海藻の同定を行います。
 (最後は先生方に確認
していただきました。)

海藻にもたくさんの種類
があり、みんな驚いていま
した。




海藻の中には見慣れぬ
生物も・・・。海藻は
「海の森」の役目を
果たしているんですね。







形態が分かるように広げて
標本にします。










日帰りでしたが、内容盛りだくさんの実習となりました。
この日製作した標本は数日間乾燥させた後、郵送してもらいます。
どんな標本が出来るか、楽しみですね。
クラスのメンバーにも、標本を見せながら海藻類について伝えて欲しいですね。