「千里高校SSH生徒研究発表会」に引き続いて同日の午後,第2回目のSSH運営指導委員会が開催されました。
<出席者>
(運営指導委員)
津田 仁 (大阪府教育委員会教育振興室高等学校課課長)
相本 三郎(大阪大学蛋白質研究所教授)
市村 彰男(大阪市立大学大学院理学研究科特任教授)
田辺 祥子(神戸大学内海域環境教育研究センター助教)
向畦地 昭雄(大阪府教育委員会教育振興室高等学校課首席指導主事)
久郷 正征(大阪府教育委員会教育振興室高等学校課主任指導主事)
中村 美佐子(大阪府教育委員会教育振興室高等学校課指導主事)
宮本 憲武(大阪府教育センター教育課程開発部理科教育研究室室長)
脇島 修 (大阪府教育センター教育課程開発部理科教育研究室主任研究員)
(千里高校教職員)
校長、教頭、首席、及び教諭5名
<協議の内容>
(1) 挨拶(津田課長)
生徒の研究が環境大臣賞を受賞するなど,SSH事業に順調に取り組んでいる様子が伺える。来年度は指定校が拡充される中で,社会的関心も高まっており,内容充実を進めてほしい。
(2) 出席者紹介
(3) 千里高校SSH事業報告および計画
本年度の千里高校SSHの事業内容と次年度の計画内容の概要について報告しました。
(4) SSH生徒研究発表会講評
この日午前中に行われた「千里高校SSH生徒研究発表会」について,運営指導委員の先生方から,
「発表の組み立てがしっかりしている。探究の積み重ねの成果ではないか。」
「生徒が研究内容をよく理解している。」
「説明に工夫が感じられる。」
「授業で学習していない内容にもしっかり取り組んでいた。」
「プレゼンが上手で,総合的な力の育成を感じる。」
等のご講評をいただきました。また一方で,
「要旨集をもっと充実した方がよい」
等のアドバイスもいただきました。
(5) 質疑および指導・助言
その他,千里高校のSSHの取組全体について委員の先生方から以下のようなご意見をいただきました。
「まだ取り組み期間が短いようだが,バランスがとれている。」
「生徒の課題研究テーマでは,調査分析の内容で充実しているが,他のタイプの研究へも発展できる力をつけるとよい。」
「生徒は実験で仮説を立てすぎた面も見られた。プレゼン力が成長している。」
「科学探究などの指導法や教材の研究をさらに進めてほしい。」
「先生が余裕を持って研究する条件が実現できるとよいのだが。」
「SSH事業の効果検証にあたって,どのような方法で検証するのがよいか提案があるとよい。」
「試行錯誤の取組が大切である。韓国交流の事業は継続的に進めてほしい。」
「生徒研究発表では,発表のスキルだけでなく生徒の顔が輝いていた。」
「生徒にどんな力をつけるのかというところを明らかにするのが大切。卒業生をフォローするなど人材育成の検証も行ってほしい。」
(6) 謝辞(校長)