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2019年12月16日月曜日

サイエンスレクチャー ~タンパク質の形でみる生物がエネルギーを作る姿と使う姿~



 2019129日に本校で大阪大学 蛋白質研究所 の栗栖先生による「タンパク質の形でみる生物がエネルギーを作る姿と使う姿」という題目で講演をしていただきました。講演は3年生の総合科学科を対象に行いました
。研究内容の説明に加えて①本を読んだほうが良いこと②大学では物理・化学・生物すべて学ぶ必要があることなどを助言してもらいました。
 アンケートでは多くの生徒が科学への興味が深まったと答え、3年生が研究者に触れる有意義な講演会でした。





生徒の様子
講演の様子



2019年10月31日木曜日

国際シンポジウム FSG+科学探究の発表

2019.10.18

国際シンポジウム 

12:00から本校体育館にて、国際シンポジウムを開催しました。国際シンポジウムのテーマは「環境」。切り口はそれぞれですが、とてもまとまりのあるシンポジウムでした。

校長よる開会の挨拶は英語でした。生徒もびっくりした様子。




その後、両学科の発表や台湾高校の発表、留学生による「私の国の環境問題」と続きます。FSGや科学探究の生徒は半年間で調べた研究内容を発表しました。スライドは英語、発表も英語、質疑応答も英語とハードルはとても高かったように思いますが、仲間や先生たちに助けられて、みな自信をもって発表することができました。質疑応答で困った様子がみられましたが、次への糧としてくることでしょう。

古典インクの耐水性について発表の様子
質疑応答の様子

環境問題についてカンボジア、フランス、日本、台湾の高校生がプレゼンしました


発表後の生徒の顔からは達成感がにじみでていました。





2019年9月2日月曜日

2019.08.30「学ぶことの意味」~SDGs,環境~




講師:近畿大学総合社会学部教授 久 隆浩 教授


本校卒業生の久隆浩先生の講演会を開催しました。対象は1年生総合科学科の生徒たちです。講演の題目は「学ぶことの意味」。自己紹介から始まり、SDGsについての説明がありました。SDGsという言葉を初めて聞いた生徒が多かったようですが、SDGsは「政府だけでなくみんなで解決する目標」であること、「取り組みを加速させていかないと2030年までにすべての目標を達成することが難しい」ことなどを学びました。その後環境をテーマとした内容に移ります。そこでは、環境問題は様々な立場から考え、文系理系融合で取り組むべき課題であることを学びました。理系だから「国語と社会はいらんねん」はダメですよ☆まとめでは、さまざまな教科の知識をつなげることの重要性を産業革命を例にして語りかけていただきました。生徒たちには講演の内容をじっくりかみしめ、3年間の学びに活かしてほしいものです。


2019年7月21日日曜日

最新の宇宙(ブラックホール初撮像の衝撃)

2019年7月18日(木)14:00~16:00
本校プレゼンテーションルームにて、京都大学大学院理学研究科の
嶺重慎先生にお越しいただき『ブラックホール初撮像の衝撃』という
テーマでご講演いただきました。
ブラックホールとは何かという基本的なお話から、
ブラックホールが見える原理、今後の課題まで
初心者にもわかりやすく、解説していただきました。
驚いたのは観測データから今回の発表に至るまでに
世界中の研究者が200名程度で長時間分析を重ね、
ようやく発表されたというお話で、
大変興味深いお話に驚きました。
講演途中と最後に質問の時間をはさんでいただき、
ご対応いただきました。
本当にありがとうございました。



2019年6月5日水曜日

SSH SDGs教室 実施

2019年6月1日(土) SDGs教室 実施
 朝日新聞社、近畿大学農学部の協力を得て、FSG登録者を対象に
SDGs教室を実施しました。
2015年国連の持続可能な開発サミットで全会一致で採択された
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)は
17の目標と169のターゲットからなる、2030アジェンダです。
Future Scientist Group の生徒 はいま17歳。
2030年には28歳になっています。
これからの未来を、あるべき社会を真剣に考えてほしい。
そのような思いでSDGs教室を企画していたところに、
朝日新聞社+近畿大学農学部のパンフレットが舞い込みました。
そして実現したのがこのSDGs教室です。


・1コマ目:SDGs概要・2030SDGsゲーム
   講師:2030SDGs公認ファシリテーター
   伊吹 侑希子 氏(京都学園中学高等学校教諭)
   生徒は積極的に取り組みました。
   分かりやすい有意義な時間でした。


・2コマ目:近畿大学農学部 教授によるSDGs授業
   テーマ「アフリカにおける農業協力:
       貧困と気候変動に立ち向かうために必要なこと」
   講師:飯島 盛雄 氏
      (近畿大学農学部農業生産科学科教授)




これが始まりです。ここから、グローカルな考察が始まります。
次回は6月22日(土)。
グループに分かれて、
「身近な【社会的に意義のある】課題を解決せよ」or
「世界をよくするために【身近なところから】私たちにできること」
~(政府の責任・企業の責任)と他人事にせず、
           必要なら政府・企業・社会を動かすために~
について考察し、ポスター形式で発表会を行います。
どのような課題をどのように自分達の問題として
考えることが出来るか、楽しみにしています。


 
 

2018年11月22日木曜日

2年生総合科学科サイエンスガイダンス

11月15日(木)14:40~15:30
51期生総合科学科の生徒は研修旅行でハワイ島に行きます。
今回はその研修旅行にむけて、サイエンスガイダンスとして、
神戸大学の鈴木桂子教授を講師としてお招きし、
「ハワイ島の火山」についてご講演いただきました。


ハワイ島の火山の一生や噴火様式、溶岩の種類など、
火山について多岐にわたる内容であり、
また、実物の溶岩やペレの髪の毛なども見せていただきました。


最近キラウエア火山の噴火があったことも影響して、
生徒もとても興味深く講演を聞いていました。


今回学んだことにより、研修旅行がより一層充実したものになると思います。
鈴木教授、本当にありがとうございました。






 



2018年10月23日火曜日

地球温暖化を考える

10月22日(土)9:00~11:00
大阪管区気象台地球環境海洋課地球温暖化情報官の
楠田正紀先生にお越しいただき、『地球温暖化を考える』
という題目でご講演いただきました。
前半は気象現象、後半に地球温暖化を中心にお話しいただきましたが、
第5次政府間パネルについての解説や、今年度の異常ともいえる気象現象が
すでに2年前に予測されていたことなど、素人にとっては『想定外』の現象が
実は『想定されていた』など、驚きの連続でした。
講演後には「もっと遠い先の話だと思っていたのに・・・」
などの感想が寄せられました。
楠田先生のお人柄もあり、同席した教員もついつい
数多くの質問を投げかけ、丁寧に、わかりやすく解説いただきました。
下の写真はその様子を撮影したものですが、生徒ばかりでなく、
参加した教員も講演後に質問をし続ける一幕もありました。
大幅に時間を超過してしまい申し訳ありませんでした。







熱帯林環境学入門

2018年10月13日(土)10:00~12:00
昨年度に引き続き、オーストラリア海外研修の事前研修として、
京都大学大学院農学研究科熱帯林環境学分野の
北島薫教授にお越しいただいて『生物多様性の意義』
という題目で講演をいただきました。
『環境保護保護』『自然保護』というグローバルな課題に
グローバルな幅広い知見からご講演をいただきました。
途中で質疑応答をはさみながら、じっくりとお話しいただきました。
下の写真はその様子です。
講演会という形でしたから、お話を伺うだけという受動的な
形式でなく、質問を投げかけ、その回答に応じて話を進めて
いかれるのに、多少戸惑った生徒の姿がありました。
最後に集合写真も撮りました。









2018年8月28日火曜日

最新の宇宙(千里高校版)

SSH北海道研修の事前研修として、宇宙をテーマとする学習会を実施しました。
※京都大学大学院理学研究科附属天文台主催の『金曜天文講話 最新の宇宙』をベースに、一部を抜粋する形で実施させていただきました。


7月13日(金)『宇宙の始まりから星・惑星形成まで』
        京都大学大学院理学研究科 嶺重慎教授


7月23日(月)『望遠鏡の進化と宇宙像の変遷』
        京都大学大学院理学研究科 長田哲也教授


いずれもSSH北海道研修に参加しない生徒の参加がありました。
少人数であったこともあり、質問しやすい雰囲気でご講演いただきました。
事前にお願いした質問にも親切に答えてくださり、充実感に満ちた研修となりました。
今年は7月31日の火星大接近、はやぶさ2 など宇宙をテーマとする報道が多く、
北海道研修に向けての期待が膨らむ企画となりました。








2013年11月14日木曜日

サイエンスレクチャー 2013.11.14

 神戸大学大学院理学研究科の鈴木桂子先生による「ハワイ島の火山」に関する講義です。
 毎年,総合科学科2年生が12月に実施しているハワイ島研修旅行に関連して,ハワイの島々の成り立ちやハワイ島の火山について,溶岩の種類などをスライドや標本を用いて説明して頂きました。

2012年11月14日水曜日

サイエンスレクチャー 2012.11.8

118(木)千里高校視聴覚教室にて,2年生総合科学科の生徒が「Enjoy Hawaii ハワイで学ぶこと」というテーマで,ハワイ研修旅行に向けての事前学習講義を受けました。講師は元千里高校教諭の榎本郁和先生です。榎本先生は,千里高校総合科学科ハワイ研修旅行の企画・立案に当初より関わってこられた方です。当時の苦労話をいろいろお聴きすることができ,生徒はあらためてハワイ研修旅行のすごさを実感していました。
講義は,榎本先生が地学に興味を持たれた体験談から始まり,マウナケア山,マウナケア山頂の星空,星の一生へと話が進んでいきました。最後は「ハワイで体験して欲しいこと  1.英語を積極的に使ってみよう! 2.千里生のプライドをもって行動しよう 3.フィールドワークを楽しもう」と締めくくられました。榎本先生の思いが伝わる講義を,生徒達も熱心に聴いていました。

2012年10月18日木曜日

サイエンスレクチャー 2012.10.11

10月11日(木)千里高校視聴覚教室にて、2年生総合科学科の生徒が火山についての講義を受けました。神戸大学理学部の鈴木桂子先生をお招きし,「ハワイの火山活動」という題目で講演していただきました。12月のハワイ研修旅行に向けての事前学習の一環です。
講義は一般的なプレート理論,マグマの生成、火山岩の説明から始まり,ハワイ火山の一生,ハワイ溶岩の特徴へと進んでいきました。生徒達は12月に自分達が訪れる場所の説明を熱心に聴いていました。鈴木先生はハワイの火山岩の標本を持ってきて下さり,生徒は実際に手にとって観察することができました。特に「ペレの髪の毛」には興味津々のようでした。ペレはハワイの火山の神様です。

2012年5月28日月曜日

サイエンスレクチャー 2012.5.23

5月23(水)総合科学科1年生を対象に「学ぶことの意味」と題して近畿大学総合社会学部教授 久隆浩先生より講義を受けました。
先生は本校の8期生であり、また阪急摂津市駅や彩都の開発、阪急山田駅とモノレール山田駅の駅舎の接続などを手掛けてこられました。生徒にとって非常に身近に感じやすい先生であり、生徒は関心を持ちながら講義に聞き入っていました。
 講義では理系学生に求められている「理系的発想に必要な力」を中心にお話頂き、「なんとなく」,「感覚的に」考えるのではなく「データに基づいた」思考を行う重要性について具体的な事例を示しながら講義を進めて頂きました。講義途中で随所にクイズなどを入れて頂き、生徒は最後まで集中している様子でした。
 研究者の生の声に触れて、生徒達は自分が理系分野でどのように勉強していくべきかを感じ取り、勉強する意欲を増してくれたのではないかと思います。

講義の様子

クイズ!何が見えるかな?


2011年12月6日火曜日

サイエンスレクチャー 2011.10.28

1028(金)千里高校にて、1年生 総合科学科の生徒を対象に「有機EL」に関する講義を受けました。講師には山形大学の城戸淳二先生をお招きし、次世代照明としての有機ELの有用性やその開発の歴史などについて講義を受けました。
大阪出身である城戸先生の関西弁の講義と、世界最先端の研究内容とのコントラストを楽しみながら、生徒は熱心に講義に聞き入っていました。
また、講義の後半には先生が学生時代にどのような経験から、勉強に力を入れたのか、研究の道に入ったのかという、研究者ならではの貴重なお話も披露して頂きました。
研究者の多岐に渡る生の声に触れて、生徒達も研究に対する意欲を増してくれたのではないかと思います。

講義の様子

持参頂いた有機ELを発光させているところ


サイエンスレクチャー 2011.10.27

1027日(木)千里高校にて、2年生 総合科学科の生徒を対象に「火山学」の講義を受けました。講師には神戸大学の鈴木桂子先生をお招きし、火山に関する様々な講義を受けました。2年生はこの12月に研修旅行でハワイの火山を訪れることから、その事前学習として、火山に関する様々な知識を得ることが目的です。
講義は国内の活火山や、地球のプレート理論に始まり、実際に生徒が訪れるハワイの火山の形状や、そこに含まれる火山岩の性状の違いなどに話が及びました。
生徒は自分達が実際に訪れる場所であるだけに、熱心に講義に耳を傾けていました。日頃、火山に関する知識や見解を得る機会はあまり多くなく、新しい知識の目白押しとなりましたが、メモをとって知識を蓄積させていました。
また、実際に色々な種類の火山岩のサンプルを持って来て頂き、手に取って見ることが出来ました。
講義の様子

色々な火山岩のサンプルを提示して頂きました

2010年10月13日水曜日

サイエンスレクチャー① 2010.9.27

 総合科学科1年生全員を対象に,高輝度光科学研究センター産業利用推進室の二宮利男先生(元兵庫県警察本部 科学捜査研究所長)による「最先端大型放射光施設と安全・安心社会」と題した講演会を実施しました。
 兵庫県佐用町にある大型放射光施設Spring-8(スプリングエイト)では,放射光と呼ばれる電磁波(光速で直進する電子を磁石により進行方向を変えられたときに発生する電磁波)によって,原子レベルの微細な構造や働きを観察することができます。同規模の放射光施設は世界に3か所だけです。
 講演では,放射光の作り方や放射光と物質の相互作用について,またSpring-8の利用状況や学術成果についての解説がありました。放射光を用いると,極限的な微量分析が可能で,例えば押収麻薬をつくった国や地方が特定できたり,現場に残った微量の繊維から,その種類や製造元まで判定したりすることができます。科学捜査に使われる分析法について,丸秘でないもののお話も伺うことができました。
 1年生の生徒たちにとって難しい内容が含まれており,十分な理解ができなかった部分もありますが,講演を通して,放射光の利用を含め,社会に役立つ仕事について考えるきかっけになったかと思います。